健康になるための食生活(1)
アンチエイジングの基本となる「バランスのとれた食生活」とは、実際にはどのような食生活のことなのでしょうか。結論から言うと、何も難しく考える必要はありません。われわれ日本人がこれまでとってきた伝統的な日本食が、ほぼ理想的な健康食なのです。戦後導入された欧米式の食のスタイルが、肥満を助長し、すべての成人病を惹起するということが20数年前から欧米で言われ始め、寿司や菜食等の日本食ブームを巻き起こしました。
これには1997年にアメリカで発表されたマクガバン・レポートが引き金になったといわれています。アメリカのマクガバン上院議員を委員長とした栄養特別委員会は、2年間、世界中の専門家の協力を得て、あらゆるデータを検討した結果、「癌や心臓病、脳卒中など六大成人病は、現代の食生活が原因で起こる食源病である。これまでの食生活を根本から改めない限り、アメリカが生き残る道はない」と報告しました。これに基づいて徹底した食生活の見なおしが行われて、今日に至っています。
また、マクガバンレポートで注目すべきは、アメリカにいる日系人の生活習慣病に関する追跡調査です。レポートによれば、一世から二世、二世から三世と進むにつれて、日系人の食は欧米化してきており、それと平行して欧米型の生活習慣病になる確率も高まってきたということです。こういった事態に、日本食は近年、「健康食」として世界的にも注目されています。やはり、日本の長い歴史の中で、食文化は大変重要なものであり、よく考えられて作られてきたものだと感じさせられます。
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