アロマについて
歴史の中で加齢に対し、華麗に応えてきたのは「アロマ」です。最近、「アンチエイジング」という言葉を本屋さんや薬屋さんでよく見かけますが、そのアンチエイジングとは、「抗加齢医学」のことです。女性なら誰しも、いつまでも若々しくありたいわけですが、当然、体の動かし方からお化粧、サプリメントの摂り方までが話題になっています。そして、そのアロマもアンチエイジングには一役買っていて、歴史はかなり深いものだと言えます。
アンチエイジングは、クレオパトラ以前からテーマになっていて、花の香りと薬草などを使って色々な工夫がされてきました。そして時代を重ね、11世紀のイブン・シーナという哲学者により、花や薬草からの精油蒸留法が発明されます。これがひとつの転機になります。以後、薬草やハーブによる治療が注目され始めます。中世のヨーロッパになると、教会や修道院を中心に、薬草医学が発展します。十字軍の遠征によって、東西を薬草・ハーブ・精油蒸留法が行き交います。
そして、「ハンガリーの王妃の水」という興味深いエピソードに行き着きます。これは、加齢により手足が痛む病にかかった王妃が、ローズマリーを含んだ痛み止めを使うとみるみる症状が軽くなり、70才になった彼女に隣国の王子が求婚したという話です。以後それは「若返りの水」と呼ばれるようになりました。まさにアロマによるアンチエイジングのはしりです。16世紀になるとハーバリスト(薬草を使って治療する人)が生まれ、植物学や医学が発展していきます。この頃はまだアロマテラピーという言葉は生まれておらず、その名が登場するのはようやく20世紀になってからです。しかし、アロマによるアンチエイジングの歴史はずっと続いていて、今があるのです。
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